希望する未来を勝ち取る、意図的な自己表現

私は現在、国立大学の教員として
スピーチ研究を続けながら
学生にも講義を行っています。

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その中で、
「プレゼンテーション」の講義を
受講していた学生たちから
就職活動結果の吉報が届いています。

ある男子学生は
日本を代表するメーカーに内定が決まったと
連絡をくれました。

ある台湾からの女子留学生は
日系企業への就職が決まったと喜んでいました。

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この時期、
続々とこうした明るい知らせが届きます。

自らを見つめ、
意図的な自己表現をすることで勝ち取った
自らの希望する未来。

素晴らしいことですね。
おめでとうございます!

学生からの就職活動での内定報告といい、
選挙立候補者からの当選報告といい、
こうした知らせが私にとって、何よりの報酬です。

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学生に、
面接官に対する自分の印象をあげる方法として
お伝えしている中から
ビジネスにも役立つスキルを
今日はひとつ、ご紹介します。

簡単で効果が高く、
日常でも使う場面の多いものです。

それは、名乗り方です。

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名乗りは、
出会ってから最初に行う自己紹介の中でも、
一番に言う言葉です。

心理学では「初頭効果」というものがあります。

心理学者のアッシュによる
「先に提示される情報のほうが、
印象形成に大きな影響を及ぼす」
というものです。

ですから、最初の名乗りは
その後に続く自己紹介までも作用します。
意識して言うべき、肝心要の言葉なのです。

やり方は簡単。
”間”を上手に取り入れればいいのです。

まずは、いつものように
名前を言ってみてください。

「こんにちは。矢野香です」

※ご自分の名前に置き換えて
実際に声に出して言ってみてくださいね。

これは普通の言い方です。
これを、聞き手に信頼を与える言い方に変えてみましょう。
名字の前に1秒、名前の前に2秒、”間”を置くのです。

「こんにちは。(1秒)矢野(2秒)香です」

さらに、名前の一文字一文字を強調するように
丁寧に言ってみてください。

「こんにちは。(1秒)やの(2秒)かおりです」

実際言葉に出してみると
たった1秒や2秒でも
”間”が、とても長いように感じませんか?

しかし、聞き手にとってみれば、
その”間”があればこそ
落ち着いた、風格のある印象を受けるのです。

最初のひと言である自分の名前で
こうした堂々とした話し方ができれば、
後の自己紹介は
「初頭効果」がよい方向に手伝ってくれます。

たったこれだけのことですから、
やらなければソンというもの。
ぜひお試しくださいね!

「学生の就職活動」から
「政治家の選挙戦のお手伝い」まで。

人生をかけたプレゼンテーションを
正統派のスピーチでお手伝いをするのが
私の使命です。

このような場を与えていただいたご縁に感謝します。

 

 

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