結婚式スピーチを甘く見てはいけない理由

去年、嬉しい初体験をしました。
結婚披露宴にお招きいただいたのです。

もちろんただの結婚披露宴ではありません。
私の担当したセミナーで出会った
お二人のものなのです。

これまで31,000人以上の方々に
「話し方」についての講演や
スピーチトレーニングを行ってきましたが、
カップル誕生は初めての経験でした。

結婚式に招待してもらうのは
嬉しいものですが、
そこでときに頭を悩ませるのは
「スピーチ」ではないでしょうか?

自らが責任ある立場の方となれば、
避けては通れないものです。

主賓や来賓の祝辞のほか、
「ちょっと一言」と頼まれることも
多いものですよね。

結婚式のスピーチを侮ってはいけません。

その良し悪しでステイタスが決まる
と言っても過言ではありません。

友だち数人と一緒に歌を歌って
ごまかすことができる
余興とは大違いです。
何を話したらいいか悩みますし、
緊張もしますよね。

今回は、
出席者の心をつかみ、
ステイタスが上がる
結婚式スピーチのヒントをお伝えします。

 

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結婚式スピーチはただの挨拶ではありません
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スピーチコンサルを毎月受けてくださっている
経営者が、
ある時、申し訳なさそうにおっしゃいました。

「こんなこと矢野さんに
 頼んでいいのか分からないけれど、
 結婚式スピーチをトレーニングして
 もらえないだろうか」

今年春の結婚式シーズンを前に、
社員から結婚式の招待状が
複数届いたとのこと。
その経営者は社員の結婚式にはできるだけ
参列するようにしているそうです。

しかし、主役の上司となれば
参列すれば必ず主賓挨拶をすることに…。

しかも参列する社員が同じときも多く
同じスピーチネタもつかえない。
ネットや書籍の「結婚式スピーチ集」では
ネタ切れぎみ。
というヘルプでした。

その経営者は、日ごろは
株主総会対策として
スピーチトレーニングを行っているため、
「こんなこと頼んでいいのか分からない」
となったようです。

しかし
実は、結婚式スピーチこそ
スピーチコンサルティングの力を
発揮するところなのです。

結婚式スピーチは、経営者にとって
社外からの評判をあげるチャンス
社員からの信頼を高めるチャンス
さらにリクルートのチャンスでもあります。

スピーチの内容次第では
すべてのチャンスを失うどころか、
信用も失いかねません。

経営者は、結婚式では
「ただの祝辞」をしてはならないのです。

「ただの祝辞」でいいのは
友人代表として話す時だけです。

あるベンチャー企業の
経営者のケースをご紹介しましょう。

新郎である男性社員の主賓として
挨拶することになりました。

そこで
10分のスピーチのために
コンサルティングを受けながら
2カ月前から準備をしたのです。

当日は
いかに新郎が可能性のある人物かを
「間」を効果的に使いながら
スピーチしました。

スピーチが終わると、
会場は拍手喝采だったそうです。

それだけではありません。
その後、
結婚式でスピーチを聞いていた新郎の友人が、
彼の会社に転職を希望してきたのです。

新郎新婦を褒めることは、
結婚式スピーチでの基本中の基本ですが、
結婚式スピーチの本当の目的は
なんであるかをよく考え、
分析し、準備した結果といえるでしょう。

(このエピソードについて詳しくは、
拙著『最高の話し方』でも
紹介しています。


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結婚式スピーチを
大きなチャンスに変えることができるのが
経営者なのです。

今回のブログで
結婚式スピーチの極意のすべてを
お伝えすることはできませんが、
まずは緊張しないで話せるようになる
マインドを作らなければなりません。

どんなに準備をしても
結婚式スピーチは緊張する、
という方にはこちら↓↓

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7つのルール実践編』のDVDでは、
スピーチで緊張しないようにする方法も
お伝えしていますよ。
ご参考になさってくださいね。

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あとがき
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「『矢野さんになにかを…』と呟いたところ、
 その場にいた5人全員が
 『それならチョコ』と
 ハモって教えてくれました。」

先日
そんなエピソードとともに、
チョコレートケーキをいただきました!!

贈ってくださった方の気持ちも嬉しいけれど
ハモって教えてくださった方々の
存在も嬉しい。

その場にいた全員が
私の好きなものをご存知ということは、
よほど日頃
「チョコレートが好きだ!」
とアピールしているようです。

たしかに、自分の好みについて
私はかなりハッキリと
お伝えするようにしています。

これってワガママなのでしょうか?
これって自己主張が強すぎるのでしょうか?

ワガママなこだわりも
伝え方次第で
コミュニケーションにおいては
立派な自己表現になる、
と私は思うのです。

 

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