病みつきになる「人を巻き込む」スピーチ

4月になり、新年度が始まりましたね。
新入社員と思われる
初々しいスーツ姿の若者を見かけると、
私も気持ちも新たにがんばろう
という思いになります。

先日、
職場で新入社員向けガイダンスの
講師をしたというAさんから
メールをいただきました。

以前コンサルティングを
受けてくださったAさん。
講師役を務めて、
生まれて初めての嬉しい体験を
されたとのことです。

ぜひ皆さんにもお伝えしたいと思い、
ご本人に掲載許可をいただきました。
今回はこちらをご紹介します。

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スピーチ力は一度身につけると一生の財産
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Aさんからいただいたメールは
このような内容です。
– – – –

昨日、職場の新入社員向けガイダンスの
講師依頼を受けて、
お話しさせていただきました。

きちんと挨拶を考え、台本を作り、
私が係長1年目に味わった自分の経験や、
乗り越えた方法などをお伝えしました。

終わって席に戻ると、
同僚が「感動して涙が…」と言って、
すすり上げながら
しばらく涙していました。

本当にびっくりです!
生まれて初めての体験です。
この喜びを思い出しながら、
一生いきていけるんじゃないか
と思えるぐらいです。

先生のご指導でここまで来ました。
本当に本当に、ありがとうございます。
いつも、感謝しています!

– – – –

メールをお寄せくださり
ありがとうございます。

同僚の方が涙していたということは、
同僚の方も似た経験があり、
Aさんの経験談でありながら、
自分のことに重ねあわせて
聞いていたということです。

このような他人を巻き込む話し方こそが
リーダーの話し方です。

Aさんは、これまで2回、
職場でのスピーチとプレゼンのために
コンサルティングを受けられましたが、
今回のガイダンスのための
コンサルティングはしていません。

にもかかわらず、
過去に大舞台のために
トレーニングをしたことで、
この話法が身についたのです。

スピーチ力は、一度身につけると
一生の財産であることの証です。

そしてなによりの財産がもう一つ。
「この喜びを思い出しながら、
一生いきていけるんじゃないか
と思えるぐらいです」
というAさんのこの言葉。

「とうとうこれを手に入れましたか(笑)」
と、私はご本人に返信いたしました。

「これ」とは、
自分のメッセージが
他者にしっかりと伝わった経験

自分のメッセージで
他者の心が動かされた経験です。

これを手にすると、
もう人前で話すことやスピーチが
病みつきになるはずです。

私自身も講演などで
この経験をしてしまったからこそ、
いまでも人前で話し、伝え続けています。

そして自分だけでなく
この経験をしたクライアントを
送り出せるようになったからこそ
コンサルタントとしての仕事を続けています。

この経験こそ
「話す」という人間行動の神髄だと
私は思っています。

Aさん、
よくぞ頑張ってここまで来られましたね。
本当に嬉しいです!

あなたもぜひこのレベルを目指して
人前で伝え続けてくださいね。

★自分のメッセージが
他者にしっかりと伝わった経験、
自分のメッセージで
他者の心が動かされた経験を
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あとがき
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「どんなに講義を一生懸命聞いても、
先生が結局何を言いたいのか
わかりませんでした」

大学に入学したばかりの新入生が
「相談がある」とのことで、
私の研究室にやってきました。

話を聞いてみると、
高校までの授業と大学での講義の違いに
戸惑っているもよう。

そして、その一番の原因が、
大学教員の話し方の
わかりづらさだったようで…。
これからの大学生活、授業についていけるのか
不安になったようでした。

その新入生は、こう続けました。
「ある先生が、
『大学の先生は教員免許を持っていないから
教え方が下手なんだよ』
って言っていたんですが、
じゃ、私たちはどうすればいいんですか?」

もちろん、高校までの学び方と
大学での学び方の違いはあることでしょう。
しかし…。

話がわかりづらい話し手にあたると、
聞き手は被害者になってしまいます。
教員免許持っているか、いないかなんて
関係ありません。

人前で話す立場である以上、
どんな理由を挙げても
それは一切言い訳でしかないのです。

「話が伝わらないのは、すべて話し手のせい」

放送局でアナウンスの仕事をしていたときに
何度も言われた言葉です。

人前で話す立場の人に
「伝える」スキルを身に付けていただき、
聞き手の被害者を減らすこと。

それと同時に、
上に書いたAさんのように
自分のメッセージが
他者にしっかりと伝わった喜びを
一人でも多くの方に経験してもらうこと。

そんな私のミッションを
再確認させてくれた学生の声でした。

★「伝える」スキルを身に付けて
聞き手の被害者を減らしましょう。
他者にしっかりと伝わった喜びを
経験していただけます。

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