プレゼンの格が上がる最後の仕上げ

10月・11月は学会シーズンでした。
毎年この時期は、
学会でのプレゼンテーションのための
トレーニングをされる方がいらっしゃいます。

クライアントのAさんは
4年に一度という大きな国際学会で
演者を務めることになりました。

こうした大きな舞台に立つときには
スピーチそのもののトレーニングだけでなく、
事前にぜひともしていただきたいこと
があります。

最後の仕上げとして、
それをするのとしないのとでは
結果が大違いなのです。
果たして何でしょうか。

*****************************************
客席に座ってみたか?
*****************************************

Aさんによると、
この国際学会には国内外から演者が登壇。
会場には、3日間で13万人が訪れるとのこと。

専門職であるAさんはこれまで
本学会での登壇を一つの目標にしながら
キャリアを積んできたそうです。
これはぜひとも成功してほしい大舞台です。
そこで、私はある提案をしました。

それは、
前日のリハーサルに同行させていただくこと。

リハーサルでは、
絶対にチェックすべき
いくつかの要素があります。
その一つ一つをAさんと一緒に
確認していきました。

すると、「想定外」な発見も多く
急遽プレゼンの作戦を
変更することになりました。

リハーサル時にチェックすべき要素のなかでも
大事なことは、
客席から自分がどのように見えるか
把握するということ。

あなたは自分が話す前に
聞き手側の客席に座ってみていますか?

話し手の立場で
これで完璧と思っていても、
実際の会場で聞き手の立場から見てみると
自分のプレゼンの改善点が
浮き彫りになるのです。

ですから、リハーサル時には
客席から動画撮っておくことを
おすすめします。

この最後の仕上げを怠らずに
きちんとすることで、
プレゼンの格が上がるのです。

さて、学会本番終了後、
すぐにAさんから報告が届きました。
「本番を終えた、という充実感があります」
との一言に、ほっと一安心しました。

私もAさんのプレゼンのお手伝いができた
という充実感で満たされました。
ありがとうございます。

「このプレゼンの陰に、矢野香あり」
そう言われることが私のミッションです♪


★人前で話すための正しい知識と
やるべきステップを動画で学べます。
https://bit.ly/2DHnJ2f

*****************************************
あとがき
*****************************************

先日、
仕事でアメリカ出張に行ったクライアントから
チョコレートのお土産をいただきました。

開けてみると、一個一個の包みに
感情を表す単語と顔の表情が
デザインされた可愛いチョコレートでした。

例えば、
にっこり笑った顔が描かれた包みには
“happy”という単語が書かれていたり、
サングラスをかけた顔には
“cool”という単語が書かれていたり。

「表情豊かに話すことが大事!」と
お伝えしたのを覚えていらっしゃって
選んでくださったのでした。

そして
街路樹が色づくこの季節にいただいたのは、
葉っぱをかたどったチョコレート。
ロンドンのお土産にいただきました。

葉の種類ごとに微妙に色が違っていて、
紅葉を思わせます。

チョコレートの葉っぱなら散ってしまう
心配もないですし、
しばらく食べずに飾っておこうと
思っていますが。
いつまで我慢できるか?(笑)

世界中で活躍なさるクライアントさんから
送り手の思いが伝わる贈り物をいただき
幸せな気分です。
いつもありがとうございます。


★ビジネスで信頼を勝ち取るカギは
日々のコミュニケーションです。
『ビジネスマンのための信頼を勝ち取る
 コミュニケーションの法則』
https://bit.ly/2Ll5Pqt

2019年12月4日