世界のトップリーダーが見せた新しいコミュニケーション方法

今月11日から13日まで、
主要7カ国首脳会議(G7サミット)が
イギリスのコーンウォールで開催されました。

2020年は
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で
テレビ会議形式で開催されたため、
対面で行われたのは約2年ぶりでした。

今回は、このG7サミットで見られた
新たなコミュニケーション方法について
お伝えします。

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コミュニケーション方法は世相を反映する
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G7サミットといえば、毎回報道されるのが
各国首脳が親睦を深めるシーン。

今回のサミットでは、
コロナ禍以前のサミットでは見られなかった
新しいコミュニケーションの取り方が
紹介されていました。

それは肘と肘を軽く合わせる、
「肘タッチ」です。

あなたもニュース映像などで
ご覧になったのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症が世界中で
深刻化してきた去年の3月頃から、
握手の習慣をもつ欧米をはじめ
各国政府が「握手の回避」を
呼びかけるようになりました。

2020年3月2日に
ドイツのメルケル首相が
会合で同席したゼーホーファー内相
に手を差し出したところ、
内相は手を握らずに笑顔で応じた
というニュースや、

同月9日、オランダのルッテ首相がテレビで
「今日から握手をやめよう」と訴えた直後に、
横にいた保健当局者と握手してしまった
といったニュースが報道されました。

代わって対面のあいさつで
行われるようになったのが、いわゆる
「グータッチ」や「肘タッチ」ですね。

肘タッチは
グータッチとは違って直接肌に触れません。
またお互いに肘を張るため
自然と距離が取ることができます。

ソーシャルディスタンスを保っていることが
見た目に分かりやすいことから、
今回のサミットで多く
見られたのかもしれません。

首相官邸の公式サイトにも、
今回のサミットで菅義偉首相が
各国首脳と肘タッチで
挨拶している画像がアップされています。

英国のジョンソン首相と

出典:首相官邸(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202106/11cornwallg7.html)

ドイツのメルケル首相と

出典:首相官邸(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202106/12cornwallg7.html)

フランスのマクロン大統領と

出典:首相官邸(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202106/12cornwallg7.html)

カナダのトルドー首相と

出典:首相官邸(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202106/13cornwallg7.html)

あなたはこれらの写真をご覧になって
どのように感じましたか?

コロナ禍を機に対面からオンラインへと
シフトしていったように、
コミュニケーションあり方も、
社会の状況に応じて変化していきます。

このコロナ禍で広がった「肘タッチ」が
今後定着するか分かりませんが、
新しいスキルが出てきた時は要注意。
新しいルールやトレーニングが必要だな、
と感じました。

国際舞台で信頼されるための
より良い「肘タッチ」の仕方とは?
私も研究して参ります!

 

★オンラインでの伝え方を
コロナ禍の世界のリーダーのスピーチから
学びましょう。

『有事をチャンスに変える
 リーダーズスピーチ』
https://bit.ly/2SOeQit

2021年6月19日