新年度対策!「自己紹介」に対する苦手意識を克服するための3つの方法

今月から新年度。
入社、入学、部署異動など、
環境が変わった
という方もいらっしゃるでしょう。

そして、この時期多いのが
自己紹介も兼ねた挨拶ですね。

先日、
SBSのラジオ番組『IPPO』
(月~金曜7時~9時オンエア)
にお声かけいただき、
自己紹介のコツについてお伝えしました。


出典:http://www.at-s.com/sbsradio/program/ippo/

自己紹介というと、
苦手意識を持っている人も少なくありません。
では、なぜ苦手なのか、
あなたは考えたことはありますか?

今回は番組でもご紹介した、
苦手を得意に変えるポイントをお伝えします。

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自己紹介は最終目的ではない
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「自己紹介をお願いします」と言われて
あなたはどんな話しをしますか?
多くの人は名前、出身地、趣味など
自分のプライベートな情報を
淡々と伝えるだけではないでしょうか。

私は、これを
「警察の取り調べ」と呼んでいます。

情報を羅列して、あとは
聞き手に判断してもらうという状態、
つまり受け身なのです。

自己紹介が不得意な人は、
“自分がどう思われるか?”を
自分でコントロールができていません。
コントロールできないから不安なのです。
だから苦手意識を持ってしまいます。

一方、自己紹介が得意な人は、
“自分はこう思われたい”というのが明確です。
「見られ方」を主体的にコントロールします。

忘れてはいけないのが、
自己紹介は最終目的ではないということ。

自己紹介は、
次のコミュニケーションにつなげるもの。

つまり、
「この人ともっと話をしてみたい」
「この人に仕事を任せてみたい」など、
次の機会を生み出すために自己紹介をするのです。

そのために大切なのが、
自己紹介に対する事前準備です。

では、「見られ方」を主体的にコントロールし
自己紹介で成功するために、
実際にどんな準備をすればいいのでしょう。

それには、以下の3つの方法があります。

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1.自分にキャッチフレーズをつける
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印象とは
相手に「〇〇さんはこういう人」と
ファイリングしてもらうことです。

ですから、
キャッチフレーズをつけるというのが
最もストレートな方法です。

前々回のブログでご紹介した、
日本ハムの新庄剛志監督が就任会見時に
「ビッグボスと呼んで」と言ったのも、
一種のキャッチフレーズですね。

出典:hhttps://www.fighters.co.jp/news/detail/00003636.html


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2.相手へのメリットにかえる
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「会社周辺のおいしいランチの
お店は網羅しています」

「エクセルが得意で、丁寧さが売りです」

など、自分が相手に与えられるメリットは何か
という観点から考えます。

この「相手へのメリット」について
自分では言いづらいなというときに使えるのが
次の方法です。

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3.第三者の評価を使う
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謙虚が美徳とされることも多い日本社会。
自分で自分をアピールするのは
ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。

そんなときは、
「他の人が自分についてこう言っている」
としてアピールすればいいのです。

「前の部署では、あなたのそのこまやかな準備が
ありがたいと言われていました」

「親からは、その笑顔がいいのよと言われます」

など、周囲から言われた言葉を借りれば
自分では言いづらい自分の長所も
言いやすいですよね。

自己紹介とは、「自分のCM」です。

CMは短い時間で視聴者の興味を引き、
「この商品を手に取ってみたい」
あるいは最近だと「検索してもっと知りたい」
など、次の行動へのフックとなるものですよね。

自己紹介を聞いた人との次の場面をイメージし、
どういう人と思われたいかを考えて
準備をしましょう。

それが、自己紹介へ苦手意識を払しょくして、
得意になれるコツです。

受け身の「警察の取り調べ」から、
見られ方の「主体的コントロール」へ。

ぜひお試しください。
そして、成功したときは
ぜひ教えていただけると嬉しいです。

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あとがき
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年度替わりに関連して、
この4月から別部署に異動するという
あるクライアントから、
以下のようなご報告をいただきました。

=====(ここから)

最終日に、あるスタッフからメールがきました。
「送別会での私のスピーチの内容に
とても共感した」と言ってくれました。

また、1年前、
そのスタッフが着任したときに開催した
歓迎会での私のスピーチと、
今回のスピーチに同じキーワードが
あったことにも気づいたとのこと。

以前矢野さんがおっしゃっていたように、
メッセージが首尾一貫するよう、
過去のスピーチ内容も思い出しながら
原稿を作ったので、
心のなかでガッツポーズをしていました!

=====(ここまで)

ご報告ありがとうございます!

これは送別会でのエピソードですが、
事前準備が功を奏した例ですね。
この方はきっと、
新しい部署での自己紹介も
うまくいくことでしょう。

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2022年4月7日