人を動かす話し方をするには
「間」が大事ということを
このブログでもたびたびお伝えしています。

しかし、一方でよくお聞きするのが
「間」の効果は理解できるけど、
実際に「間」をとるのは
難しい、怖いという声。

先日、クライアントのＴさんから
メールをいただきました。

この方は、「間」と
あるセリフを組み合わせることで
「間」をとることが怖くないばかりか、
「間」の効果をさらに高めているそうですよ。

ご本人から許可をいただきましたので、
ご紹介します。

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初対面でもファンになってもらう一言とは
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Ｔさんからいただいたメールは
このようなものでした。

＝＝＝＝＝＝（ここから）

矢野さんのお陰で会議や打ち合わせでも
「間」を多用しています。
合間、合間に黙るのを意識しています。

この前も会議でしばらく黙った後に、
「○○○○○！！」
と言ったら、
椅子に座っていたお客様の担当者が
ビクッとして、前のめりになりました。

お客様がビクッとするというのは結構快感で、
うち2人は初対面の方も
いらっしゃったのですが、
もう私のファンになったのが分かりました。

＝＝＝＝＝＝（ここまで）

Ｔさん、ご報告ありがとうございました。

さて、間をとった後に言ったセリフ、
「○○○○○！！」とは
いったい何でしょうか。

正解は、「思いついた！！」です。

間のあとにこのセリフを言う、つまり
「間」＋「思いついた」と使うのです。

「思いついた」というセリフから、
間をとっている空白は
お客様からの要望にどう応えたらいいか
考えていた、ということになりますから、
「間」が自然になります。

しかも、
「間」＋「思いついた」というセリフで、
お客様はあなたの次に発する内容への
期待値もぐっと上がります。
こちらの提案を真剣に聞いてくれるはずです。

「間」をとらなくてはと分かっているけど
沈黙が怖くてなかなか取れない人、
とっているつもりなのに、
聞き手の反応がイマイチという人は
ぜひこのセリフを使ってみてくださいね。

さらに、「思いついた」のときに
「アイブローフラッシュ」を
一緒に行うのがおすすめです。
表情のなかで私たちの感情が一番表れるのは、
眉間なのです。

詳細は拙著
『「きちんとしている」と言われる
　「話し方」の教科書』
をご覧ください。

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また、こんなセリフが効果ありだった
という実例がありましたら、
ぜひお聞かせください。

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「最高の話し方」を2時間で学べます。
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あとがき
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今、メディアで連日報道されている
サッカーワールドカップ。

日本は決勝トーナメント１回戦で
惜しくも敗れてしまいましたが、
熱戦は７月16日まで（日本時間）続きます。

このサッカーとスピーチには
共通点があります。
何だと思いますか？

それは「メンタルトレーニング」です。

サッカーは、体力技術はもちろんですが、
精神力も要求されるスポーツ。

刻一刻と変わっていく状況の中で
的確な判断をし、
チームの勝利のために
ベストのパフォーマンスを
しなくてはなりません。

ですから、メンタルトレーニングに
かなりの時間を割いています。

そして、
スピーチの成否も精神面が大きく左右します。

緊張するなど精神的な負担が大きい場面でも
ベストな自己表現ができるよう、
私はスピーチのトレーングにも
メンタルトレーニングを取り入れています。

そういった面からも
彼らのパフォーマンスを
興味深く拝見しています。

そして、ワールドカップというと
よく取り上げられるシーンが、
応援のために街中に繰り出している
若者たちの姿やＤＪポリス。

彼らを見ていると、
たとえプレイをしていなくても、
自分を表現しているなと感じます。
ＤＪポリスの「無法地帯ではありません」
は立派なスピーチですよね。

騒々しいと眉をひそめるのではなく、
表現の面から彼らの姿を見ると、
学べるものがありますよ。

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話し方のスキルを学びましょう。
繰り返し見ることで、学びが定着します。
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2018年７月6日