【後編】異動期のスピーチのコツ

新年度がスタートし、
新元号も発表されましたね。

今回は、前回に引き続き、
異動期のあいさつのコツについて
お伝えします。

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スピーチで望むキャリア引き寄せる
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前回、ビジネスシーンにおいて
スピーチやあいさつをするときは、
まず目的を明確にすること重要であり、
『PREP法』を使った話し方が
有効であるとお伝えしました。

では、
異動期のあいさつやスピーチの目的は
なんでしょう。

一つは
「コミュニケーションを円滑にしたい」
という目的が考えられます。
こちらについては前回お伝えしました。

さらに、職場におけるあいさつやスピーチには
もう一つの目的があります。

それは、
自分の望むキャリアを引き寄せることです。

異動は自分の今後のキャリアを考える好機。
自分が今後どのような仕事をしたいか考え、
それをスピーチに織り交ぜるのです。

たとえば
希望とは違った部門に
異動することになったのであれば、
「志半ばでありますが」と話してみる。

海外赴任を目標にしているなら、
自己紹介のときに言ってみる。

PREP法を使って自己紹介をすると、
以下のようになります。

1.Point(結論)
 私のことを「〇〇」と呼んでください。
(単なるあだ名ではなくキャッチフレーズを)

2.Reason(理由)
 なぜなら、
 私は○○を大事にしているからです。

3.Example(事例)
 たとえば新人の頃
 こんなこと(やり遂げたことなど具体的に)
 がありました。
 この経験をしたことで、
 いずれ海外赴任をしたい
 と考えるようになりました。

4.Point(結論の再確認)
 その目標を叶えるためにも
 与えられた仕事は精一杯頑張ります。
 ○○と覚えてください。

自分の思いを伝えることで、
次のチャンスにつながる可能性もあります。

職場におけるスピーチやあいさつの重要性を
理解し、適切な方法で実践することが、
自分の望むキャリアを手に入れる
近道なのです。

なお、先月14日に紙面で掲載された記事が
日本経済新聞電子版にも掲載されました。
こちらもぜひご覧ください。
https://bit.ly/2Iez9Oy

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2019年4月8日