スピーチ大会出場者が、トレーニングで手に入れた物 ②

スピーチ大会出場者が、トレーニングで手に入れた物①  の続きです。
よろしかったら①からお読み下さい。



「私と仕事・職業」というテーマのスピーチ大会に


正統派スピーチトレーニングを受けてから出場した彼女。


残念ながら、優勝は逃しました。



優勝したのは、


事前に出場エントリー者一覧を見たときに私が


「 この人が優勝しそう」


と予想した、その人でした。


なぜスピーチを聴く前の優勝予想が的中したか?
それは、優勝した方には、圧倒的な強みがあった
からです。

私もスピーチ大会の審査員をさせていただくことがあるのでわかるのですが、


大会で優勝しやすいプロフィールの持ち主がいます
・学歴、職歴が優れている
・仕事などで輝かしい業績をおさめた
・他人が経験していないようなユニークな経験をしている

などです。
今回優勝したのも、そういう意味で


経歴が他の出場者に比べ圧倒的に優位な方でした。

しかし、

正統派スピーチトレーニングを受けて下さっていた彼女は、

失礼ながら、いわゆる普通の会社員の方です。

輝かしい業績があるわけでも、ユニークな経験をしたわけでもない方です。
そういう方が、

経歴として強みをもっている人と同じ舞台で競わなければならないのです。

だからこそ、スピーチのテクニックに走るのではなく、

いつでも、どこでも使える あなたの持ちネタとなるスピーチ
を作ることを勧めたのです。
その結果、彼女からきた報告メールがこれでした。

「スッキリ(笑)

周りから「気持ちのいい喋り方だった」と言われました。」


しかも、スピーチトレーニングの後、

セミナーが好評になり、


とある自治体から講演を頼まれ、


テレビから取材をうけ出演し、


自分の仕事、こだわりについて広く大勢の方に伝える場を得た、

というのです。

スピーチ大会の優勝は逃したものの、


彼女は自分の生き方に対する誇りと、自信を得たのです。

彼女からは

「矢野さんのレッスンするようになって、いいことずくめです。
 

 むしろ、ミラクル(笑) 矢野さん、バンザイ!!」

 というメールがきました。

 いえいえ、私こそ万歳です。
 

このようなスピーチという自己表現を使った

その方の成長、変化を目の当たりにするからこそ

この仕事をやめられない。

バンザイ!なのです。

エグゼクティブが信頼を勝ち取るメディアトレーニング

今回も、クライアントさんとのご縁に感謝です。。


スピーチ大会出場者が、トレーニングで手に入れた物 ②」への1件のフィードバック

  1. 高橋大輔(デルタフォース)

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    ありがとうございます。
    トレーニングでの伸びしろは、むしろ
    有段者がもう一段上を目指すのに有効である、それ以上に
    それまで意識の無かった方、例えは適切でないかも知れませんが(ご容赦ください)
    「0」の人が「1」に変わる、それが実は一番大きいのかなと思わず唸らされました。
    願わくば、私も「0」から「1」に目覚めたい一人です。
    今後とも宜しくお願い申し上げます。

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