フレンチレストランの支配人が、なぜ話すプロなのか?

先日、
私にとっては意外な職業の方から
「我々は話すプロだ」
とメールをいただきました。

その方の職業とは?
都内のフレンチレストランの支配人です。

フレンチレストランの支配人が
なぜ話すプロなんだろう?

イメージしたことがなかったので
その意味するところをお尋ねしたところ
とても面白い気づきをいただきました。

ご本人に許可をいただきましたので
今日は皆様にシェアいたしますね。

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※Sさんからのメールから一部抜粋※

普段、部下に
「我々は話すプロだ」と言っています。

例えば
ファミレスのメニューは写真があります。
フレンチレストランのメニューは写真がありません。

安っぽくなってしまいます。

素材、調理方法、季節感、
シェフの考え、店のコンセプト、組み合わせ方などを
言葉だけで伝えます。

どんなに素晴らしいお料理やワインも
お客様のニーズに合わなければ価値はありません。

姿勢、声色、視線、ゼスチャー、
全てを使ってお客様とお店のコンセンサスを築く仕事です。

矢野様の著書
『一分で一生の信頼を勝ち取る法』により
視線の移し方、アイコンタクトの取り方に
ハッとさせられました。

言葉と視線のコンビネーションを
精進して参ります。

「我々は話すプロだ」
と言ってはいたのですが、
なかなか具体的に伝わらず困っておりました。

この本の簡潔な方法論があると
改善策を提示出来ます。

※抜粋ここまで※

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このSさんのお話で
私が特に面白いと感じたのは
「安っぽくなってしまいます」
という言葉です。

メニューに写真を載せると安っぽくなってしまうため
フレンチレストランでは
言葉だけで伝えているという話。

私がお伝えしているのは、
エグゼクティブのための信頼される話し方です。
そういう意味では、
ぜひフレンチレストランで使っていただきたい話し方です。

 

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提供する料理や物やサービスが
どんなに素晴らしくても
それを伝える人と人のやり取りに信頼がなければ
色あせてしまいます。

言語は、偽者であっても飾り立てることで、
ある程度ごまかすことが出来ます。

しかし、言葉以外の非言語は
本物かどうかの差が顕著に表れてしまいます。
ごまかしがききません。

Sさんのおっしゃる
言葉と視線のコンビネーション」こそが
フレンチレストランの格を決める
ステータスを上げる演出になるはずです。

ぜひSさんのお店に伺ってみたくなりました!

拙著をお読みいただき、
また嬉しいご感想をお聞かせくださって
著者冥利につきます。
Sさま、ありがとうございました。

 

話し方で信頼を勝ちとることが
さまざまなシーンで必要とされていることを
改めて実感しています。

みなさまもいろんな場面で
NHK式+心理学 実践してみてくださいね。

 

 

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