年始の挨拶をチャンスに変えるフォーマット

あけましておめでとうございます。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

このブログでは、
今年もあなたのステータス・価値を上げるスキル
「正統派スピーチ」を使った「信頼される話し方」についての
ヒントをお伝えしてまいります。

日々のコミュニケーションに取り入れていただき
今年の皆さまの飛躍にお役立てください。

あなたが今年、ぜひ伝えていきたいことはなんですか?
「何を伝えるか」「どのように伝えるか」だけでなく、
大事なのは「誰が伝えるか」です。

あなたの日々の言葉が、相手の心により響くように
あなたという人物の信頼性をあげる
正統派のスピーチを取り入れて欲しいのです。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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1月4日、
安倍晋三内閣総理大臣は、年頭の記者会見にて、
「挑戦」という言葉を24回使ってスピーチしました。
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0104kaiken.html

同じ言葉を繰り返すのは、強調テクニックの基本であり
話し手の”覚悟”を感じさせる、力強いメッセージになります
皆さんの年始の挨拶にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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出典:首相官邸ホームページ(http://www.kantei.go.jp)

 

そして、もうひとつ取り入れていただきたいのが
今日のテーマ、
「年始の挨拶をチャンスに変えるフォーマット」です。

「あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2016年の矢野香は…」

というように
年始は今後の抱負を言う場面が多くありますね。
それを形式的な、ただの挨拶に終わらせていては
実にもったいない。

新年の挨拶は
自分のやりたいことをプレゼンする機会。
そこで周りの人の心を掴むことができれば、協力者を得ることもできます。
今回は、その方法を具体的にお伝えしていきますね。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、
プレゼンテーションの構成には
「PREP(プレップ)法」があります。

わかりやすい話をするための基本の構成で、
結論→理由→例示→結論の順で話すと、
話がまとまりやすくなるというものです。

これをさらに進化させたのが、
「PREP(プレップ)・LP(エルピー)法」
「PREP法」をもとにつくった
正統派スピーチ・オリジナルの話法です。

P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(例示)
P=Passion(情熱:私はずっと~と思ってきました)
L=Let’s (勧誘:一緒に~しましょう)
P=Please(依頼:どうぞ~してください)

Let’sとPleaseはどちらか一方でもいいですし、
両方使っても構いません。

例えば、
「今年は英語力を身につける」
と目標を立てたことにしましょう。

しかし、「英語を頑張る」というのは、
ありがちな目標なので、
普通の言い方では
聞く人に特別な印象としては残りません。

そこで、
情熱と勧誘・依頼を込めるのです。
以下の例文を見ていきましょう。

==============

<1.Point(結論)>
私は今年、英語力を身につけます。

<2.Reason(理由)>
今までは、お客さまと交渉するときに
通訳に入ってもらっていました。

<3.Example(例示)>
しかし、クロージングだけでも
自分の英語で話したいと思うからです。

<4.Passion(情熱)>
私はずっとグローバルに働く
ビジネスパーソンでありたいと思ってきました。

<5.Let’s(勧誘)>
もし、同じように「今年は英語を頑張る」という方がいたら
一緒に勉強しましょう。

<5.Please(依頼)>
英語を学ぶのにおすすめの書籍や機会がありましたら
どうぞ教えてください。

<5.Please(依頼)>
ネイティブの方が集まる飲み会などあったら
ぜひ誘ってください。

※最後の<Let’s(勧誘)>と<Please(依頼)>は
取引先や上司、友人など、
聞き手に合わせて変えていきましょう。

===============

<Passionについて>
一般的に年始の抱負は、
年末年始の休みの間に考えたことを語る人が多いものです。

「お正月休みで太ったので、今年こそダイエットします!」
「資格をとります!」など。

しかし、そんなわずか数日の思いつきのようなことを言っても
聞き手の心には響きません。

Passionの部分は、
最低1~2年はずっと思ってきたといえるものを伝えましょう。

<Let’sとPleaseについて>
ここでは具体的に、
相手にどうしてもらいたいのかを伝えます。

聞き手が、
「こういう行動をすればいいんだ!」とすぐにわかることや、
応援してほしいことを具体的に入れて話すのです。

そうすれば、
聞き手は何をすればいいのか理解できます。

「今年もよろしくお願いいたします」とだけいっても
聞き手は何が「よろしく」なのかわからず、
受け流されてしまいます。
これが一番効果のない挨拶です。

例文のように、周りの人に向けて
具体的なLet’sとPleaseを伝えておきましょう。

すると、
「そうだ、今度の海外事業の案件はあの人に聞いてみようか」と
あなたを思い出してもらえる可能性があります。

その案件はもしかしたら
他の人や他の会社が適任だったかもしれません。
しかし、
あなたの情熱が聞き手の心に残っていれば
機会を与えてくれる可能性があります。

「PREP・LP法」を活用して
周りの人を味方につけ、
ぜひ、ご自分のやりたいことを引き寄せてくださいね!

 

 

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