セミナー・講演

今年の締めくくりに、新刊イベントの体験リポートをお届け!


早いもので、2015年も大晦日を迎えました。
今年一年、皆様にとってどんな年だったでしょうか?

私、矢野香は今年もお陰さまで
講演と企業研修、個人の方へのコンサルティングで
大勢の方々とご縁をいただきました。

研究者としてはスピーチ研究に関する論文を3本、
スピーチコンサルタントとしては、一般書籍を1冊を発表し
ビジネス雑誌での連載もスタートしました。

これも皆さまのおかげです。
ありがとうございます。

今回は、今年の締めくくりとして
『「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書』
の書店イベントに参加された方からいただいた
体験リポートを皆様にシェアいたします。

イベントでお伝えした
話し方の手法などもご紹介いただいています。
イベントに参加している気分でお読みくださいね。

そして、
来年のコミュニケーションの場で
お役立ていただけると幸いです。

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池袋にある「天狼院書店」が
今年の9月に福岡でOPENさせた「福岡天狼院」。
先月、そこで行なわれた書店イベントに参加してきました。

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題して、
『一生役に立つ「きちんと」が身につく!
人付き合いがうまくいくコミュニケーションの方法!』

いつもは、政治家や経営者向けの
スピーチコンサルティングをされているという矢野さん。
今年は新社会人に向けた著書が発売されるなど
矢野さんの持つノウハウの需要が、さらに広がっているようです。

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会場にもさまざまな雰囲気を持つ方が集まってきました。
20代の会社員と思われるフレッシュな方から
管理職や経営者といった印象を受ける、風格ある年配の方まで。

イベントに参加された目的も、
「仕事のプレゼンに自信を持ちたい」という方や、
「朝礼で話す機会が多い」という方。
もちろん、「福岡天狼院」の常連の方もいらっしゃいます。
「仙台から来たのよ~。タイミングがよかった!」
という声も聞こえてきました。

今回のイベントは、
参加者からの質問に、矢野さんが答えるという形式です。
皆さんから寄せられた質問は、

・スピーチライティングの技法と参考になるスピーチ原稿
・握手の方法
・自信がない時に出る癖が気になる
(視線をそらす、胸の間に手を持ってくる癖)
・早口を治す方法
・相手の顔色を気にせず、自信を持って話す方法
・自分の気持ちが相手に伝わる話し方

などでした。

私も一つ、質問いたしました。
「要点をついた質問をするコツ」です。

自分の仕事をブラッシュアップさせるためのヒントとして
「コミュニケーションのプロは、
どんなことを心がけているのだろう」と思ったのです。

現在進行形で、国立大学の教員としてスピーチ研究をしながら
その道の第一人者として活躍されている矢野さん。
その矢野さんが、自分の個人的な質問に答えてくださるなんて
贅沢です!

エグゼクティブがこぞって依頼する
矢野さんの個人コンサルティング……。
きっと高額でしょうから(笑)

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さて、いよいよイベント開始です。
矢野さんが登場すると、
その空間の明度が一段上がるような、華やぎを感じます。
これが「きちんと」のオーラでしょうか。

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そして、新刊「きちんと本」のアイコンにもある
あのスタイルです。
襟元に白いラインの入った紺のスーツ。
まさに本、そのままでした。

トークセッション形式で、書店での開催ということもあり、
終始、和やかムードです。

矢野さんの専門は心理学。
書店の棚にあった『10代からの心理学図鑑』
という本を手に取り、引用した上で、
矢野さんの持論につなげていく場面もありました。
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参加者が思わず
「へぇ~!!」とうなったり
笑い声が立つことも。
女子アナ時代のこぼれ話には、
思わず前のめりで聞いてしまいました(笑)

会場の質問もすべて回答していただきました。
「スピーチライティングの技法を身につけるには」
という質問には、
「よい原稿をパクるのが一番です!」とキッパリ。

矢野さんが持参した『スピーチの天才100人』という本と、
書店にある『ザ・プレゼンテーション』を紹介していただきました。
歴代の名スピーチの型を学ぶのです。

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欧米のスピーチは、基盤に聖書の型を持っています。
ですから、牧師さんや神父さんはスピーチが上手なのだとか。
アメリカのオバマ大統領も、キング牧師も
聖書からの言葉を使っているそうです。

聖書を引用するのと同じ感覚で、
私たちも、歴代の名スピーチから学べばいいのですね。

続いて、「自信がない時に出る癖をどうにかしたい」
という質問には、
その行動の奥にある心理状況を分析。
そして、机と椅子を使って
対処方法を矢野さん自ら実演されていました。

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矢野さんのDVDを購入された方が
「めちゃめちゃ使えますね!」といっていましたが
それも納得です。
さすが実演は、わかりやすい!

スピーチから話し方、
そして、コミュニケーションにいたるまで
内容充実の90分でした。

=====

リポートいただいたKさん
ありがとうございます。

皆さんも、イベントの雰囲気を
感じていただけたのではないでしょうか?

新刊発売イベントは、
今年も引き続き、東京を中心に開催予定です。
またご案内いたしますね。
2016も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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【後編】元ジャパネットたかた代表取締役髙田明氏の講演から学ぶ、観衆を掴む方法


今回は、先週のブログの続きです。

テレビショッピングでお馴染み、
元ジャパネットたかた代表取締役の髙田明氏。
(現 株式会社A and Live代表取締役)

profile
http://www.aandlive.com/より

私が教員を務める大学で髙田社長の講演が行われ、
私は司会としてサポートいたしました。

髙田社長はどのようにして、聞き手を巻き込んでいったのでしょか?
3つのポイントをお伝えしています。

1つ目は、「仕掛けとなる、入りの一言」でした。
本日は、残り2つのポイントです。

==========

<2>聞き手の分析

メインの聞き手はもちろん、
人数が圧倒的に多い学生です。

しかし、
会場には学生だけでなく、
主催者や企業の人事担当者がいらっしゃいました。

髙田社長は講演でその三方へのメッセージを、
きちんと入れ込んでいました。
聞き手の分析が行われていた証拠です。

◎学生へのメッセージ
講演のメインテーマである
仕事をする意義と、地元就職の魅力を伝えていました。

◎主催者へのメッセージ
今回の主催は県でした。
開催の狙いは地元就職率アップです。
そこで髙田社長は、主催者の方々を次のようにして取り込みました。

まず、学生へ質問します。
「『地元に魅力的な企業がない』と思う人はいますか?」
次に、県の担当者の方を向き、こういいます。
「ほら、主催者さん。学生の本音はこうですよ、見てください」

人数は少ないとはいえ
こうすることで、主催者を立てるのです。

◎企業へのメッセージ
もう一方は、企業の人事担当者です。
企業という枠組みでは、髙田社長と同じ立場。
そこでハッパをかけていました。

学生に「この会社に入りたい!」と思わせるために、
担当者はアピールをして欲しい!と。

この気遣いによって、
主催者も、企業の人事担当者も
髙田社長の講演を他人事ではなく、
当事者として聞き入ることになるのです。

そして、
講演の趣旨をよく理解し
全うしようという真摯な姿勢や気遣いは学生にも伝わり、
学生をさらに前のめりにさせます。

 

<3>身体の使い方

右手でマイクを持ち、左手は演台を掴む。
これが髙田社長の講演時の基本スタイルでした。

途中、右手と左手を入れ替えたのは
50分中で5回。
この回数はとても少ないほうで、
落ち着きがあり、安定していることを示します。

動きに余計なノイズが入らず、
聞き手も話に集中できます。

そして、力動性が感じられる
高い位置のジェスチャーをされていました。

このブログでも何度かお伝えしていますが、
ジェスチャーで重要なのは、その位置です。

胸のあたりのジェスチャーは信頼性を、
肩から上のジェスチャーは
活動性や、リーダーシップを表します。

詳しくは拙著、
「一分で一生の信頼を勝ち取る法」を
ご参照ください。
http://www.amazon.co.jp/dp/4478027803

 

前回のブログで
1つめのポイントは
「仕掛けとなる、入りの一言」だとお伝えしました。

250人の学生の心をグッと掴んだ髙田社長の第一声は、
普通のおとなしい、低い声での挨拶、
「こんにちは」。

テレビショッピングでよく聴く高い声。
「やっぱりあの声だ!」を
見事に、いい意味で裏切る掴みでした。

しかし、
50分の講演の中で30分くらい経ち、後半に入った時には
お馴染みの、高い声になっていました。

そうなったタイミングは
髙田社長が、一番伝えたいことを言った時。

「自分の就職について真剣に考えてみて欲しい」
「今から自分を変えるんです」

この台詞が飛び出した時は、
お茶の間を賑わしているいつものテンションになっていました。

しかも、
「自分の就職について真剣に考えてみて欲しい」は3回
「今から自分を変えるんです」は2回繰り返しました。

低い声で入り、
言いたいことろで声を高く、そして繰り返す。
これはテレビショッピングでも髙田社長がなさっているスキルですね。

実は、
テレビショッピングでも髙田社長は
いつもいつも声が高いわけではないのです。

スピーチの研究という視点で、
髙田社長のテレビショッピングを、じっくりとご覧になってみてください。
その商品の一番の売りのところで、声が高くなっているのがわかります。

スピーチの参考に…と思いつつ、
髙田社長のトークに引き込まれて
紹介している商品を購入してしまうかもしれませんね(笑)

 

最後に、
学生に向けた講演でしたが、
私たちビジネスパーソンにもためになる言葉をいただきましたので
内容をシェアいたします。

髙田社長の考える、
仕事をする上で大切な3つのことです。

1.自分を信じること
2.行動すること
3.やりつづけること

名手が名手たる理由を紐解く分析は
とても楽しいものです。
そして、勉強になります。

 

 

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