頭は下げるのか?上げるのか? 慣用句で恥をかいていませんか?

慣用句などの言い回しを誤って使って
全く違う意味になってしまった。
または、恥をかいた。
という経験はありませんか?

いや、もしかしたら誤った使い方であることに
気がついてすらいないかもしれません。

スタッフと一緒に
講演の準備をしていたときの出来事です。

参加者名簿を確認していたところ、
リピーターの方が多いことに
私達は気づきました。

=====

スタッフ
「何度もリピートしてくださるなんて、
皆さんの学ぶ意欲には、本当に
頭が上がりませんね」


「??
もしかして今言いたいのは
「頭が下がる」じゃない?」

スタッフ
「あれっっ??
辞書を引いてきます!!」

=====

広辞苑によりますと・・・

◆頭が上がらない

相手に負い目があったり、
権威に圧迫されたりして、
対等に振る舞えない。

◆頭が下がる

敬服する。
感心させられる。

という意味です。
今回スタッフが表現したかった内容は
「頭が下がる」の方でした。

「失礼しました(>_<)
メールの題材にして
皆様の学びにしてください~」

というスタッフのアイデアで
このメールをお送りしています。笑

こういう慣用句の記憶違いや
誤用はよくあるものです。

×頭を傾げる
○首を傾げる

×采配を振るう
○采配を振る

×足下をすくわれる
○足をすくわれる

どの表現が正しいか
迷った時は、すぐに
辞書を引くことが
大切です。

jisyo

私がニュースの仕事をするときに
手元に置いていた
辞書は3つあります。

『広辞苑』
(新村出編・岩波書店)
『日本語発音アクセント辞典』
『NHKことばのハンドブック』
(共にNHK放送文化研究所)
です。

聞き手の信頼を損なわないよう
言葉を正確に使うために
ぜひ辞書をつく習慣をつけましょう。

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(重版予定なし)