バレンタインデーを自己表現を磨くチャンスにするコツ

目移りしそうなほどたくさんのチョコレートが
店頭に並ぶ季節になりました。
2月14日はバレンタインデー。

日本でバレンタインデーが始まった
時期は諸説ありますが、
チョコレートメーカーによる
キャンペーンが次第に広がり、
1970年代には
女性から男性へチョコレートを贈るという
日本独自の行事として定着したようです。

ところが、
今はバレンタインの楽しみ方も
さまざまになってきていますね。

男女問わずお世話になった方に贈ったり、
この時期限定のチョコレートを
自分で買って味わったり。

今回は、そんなバレンタインを
自己表現を磨く好機にしてしまう
コツについてお伝えします。

 

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自己表現は贈り物
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前回のブログでも書いてしまいましたが、
私はチョコレートが大好きです。

ありがたいことにいただく機会も多く、
「どんなチョコレートをくださるか
というのは、その贈り主の自己表現だな」と
いただくたびに思います。

私の名前である「香」という文字が
名前の一部に使われている
和風のチョコレート菓子をくださった方。

かつて私が衣装としていた
青色と白色をつかった
オリジナルパッケージのチョコレートを
オーダーして贈ってくださった方。

矢野の”y”をデザインしてくださいました

私がある覚悟を決めたときに、
その志を応援する気持ちを込めて、
深紅の大きなハートのひと粒チョコレートを
くださった方。

贈ってくださった方の、
そのチョコレートを選んでくださったときの
気持ちを想像すると、
とても嬉しくなります。

そして、先日は
アメリカ帰りの方から
お土産にチョコレートをいただきました。

「チョコレートに関して
 目と舌が肥えている矢野さんには、
 空港には置いてないお土産を」
という言葉の贈り物付き。

さて、
木でできた小箱を開けてみると、
綺麗にならんだ茶色のチョコレートの中に
なにやらピンクと黄色の紐が見えます。

なんだろう?と、その紐を
引っ張ってみると…

「わっ!ネズミ?」

そうです。
紐の先にネズミを象ったチョコレートが
くっついていたのです。

これは初めて拝見しました。
思わず「わっ」と叫んでしまい、
びっくり箱をいただいたような気分。
いたずらっぽく笑う
贈り主の顔が浮かびました。

やはり贈り物は自己表現バトルですね。

「プレゼンはプレゼント。」

これは私が大学で担当している
プレゼンテーション論の
講義で必ず学生に伝えること。

プレゼンテーションをするときは、
プレゼント=贈り物だと思って
見ている人、聞いている人の立場にたって
分かりやすく伝えよう、
という意味です。

これはもちろんその逆も成り立ちます。

「プレゼントはプレゼンテーション。」

つまり、
どんな贈り物(プレゼント)を贈るかは
あなたという贈り主についての
プレゼンなのです。

さて、いよいよ
バレンタインデー。
あなたは誰にどんなチョコレートを贈り、
ご自分をプレゼンしますか?

相手がどんなチョコレートが好きか?
どんなものを喜ぶか?
その視点が大事なのはもちろんですが、

「自分を伝える」という視点も
今年のバレンタインデーには
追加してみてくださいね。

 

★「何を語るか」の言語表現テクニック。
「どのように語るか」の非言語表現テクニック。
この2つに意図を持つことで
人を動かす話し方となる。

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あとがき
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「寒いですね~」
「冷たいですね~」
気温が低い日がこうも続くと、
顔を合わせた方と
そんな挨拶を交わしていませんか?

天気の話は、アイスブレイクができる。

共通項を見つけると、
共感を得ることができる。

五感に関する言葉を使うと、
相手の心が動きやすい。

確かにどれも正解。
しかし、それ以前の問題が
これらの挨拶には含まれているのに
お気づきですか?

このような私の問いかけについて
今熱い討論が繰り広げられています。

場所は私のFBコミュニティ。

スピーチやコミュニケーションについて
みんなで学ぶ会員制のコミュニティです。

今の季節つい口にしそうな
これらの言葉について、
参加してくださっている方々と
みんなで考えています。

あなたはこのことについてどう考えますか?

会員の方からは、
この言葉のそもそもの意味合いに
注目した意見、
会話を続けるという視点からの意見、
こう言われた時の相手の感情を
想像した意見など、
「なるほど!」と私もうなる考察が
述べられています。

私からは
NHKで番組の冒頭挨拶原稿を考えるときに
言われていた三原則をご紹介しました。

挨拶はこうでなければならない。
という唯一無二の絶対的な答えがないのが
自己表現の面白いところであり、
かつ難しいところです。

ちょっとした挨拶について
大の大人が真剣に討論できるというこの場は
とても貴重だと私は思うのです。

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