矢野香の仕事について

2023年、自分自身が自分のリーダーになろう!

2023年最初のブログです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

まずはお知らせです。

拙著『最強リーダーの「話す力」』が、
https://bit.ly/3EwEJYe

尾崎行雄記念財団
『咢堂ブックオブザイヤー2022』
演説部門大賞を受賞いたしました!

本書を手に取ってくださった
皆さまのおかげです。
ありがとうございます。

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野田元首相も演説で引用した「憲政の神」
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今回受賞した
『咢堂ブックオブザイヤー』は、
憲政および国政・地方自治や選挙などに
関するすぐれた書籍を顕彰し、
今回が9回目とのこと。

こちらを主宰するのが、
尾崎行雄記念財団です。
https://bit.ly/3w4fcBT

尾崎行雄(咢堂)氏は、
日本の議会政治の礎となる人物。


出典:https://www.ozakiyukio.jp/yukio.html

第1回衆議院総選挙から
連続25回当選(歴代最多)。
1890年から1953年まで63年間、
94歳まで衆議院議員を務めました。

議会政治の始まりから戦後までの
長きにわたって政治家として活動し、
「憲政の神」「議会政治の父」と
呼ばれています。

1913年に国会で行った
「桂内閣弾劾演説」は、
桂太郎内閣を退陣に追い込む一因に。


出典:https://www.ozakiyukio.jp/yukio.html

その卓越した演説力でも
高く評価された政治家です。

2022年10月25日に
衆議院本会議で行われた、
野田佳彦元総理大臣による
安倍晋三元総理大臣に対する追悼演説でも、

「人生の本舞台は常に将来に向けて在り」
という尾崎氏の名言が
引用されていました。


出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221025/k10013869471000.html

野田氏による追悼演説全文はこちら↓
https://bit.ly/3GbpWmB
大きな反響を呼んだ名演説でしたね。

尾崎行雄記念財団は、
議会政治に関する資料収集や展示を行う
「憲政記念館」の中にあります。

憲政記念館は、2022年1月まで
千代田区永田町1-1-1という
まさに政治の中心地にありました。

(現在は、建物老朽化のため建替え中で、
ほぼ向かいにある代替地、
永田町1-8-1に移転しています)

さらに、尾崎行雄記念財団の会長は、
時の衆議院議長が務め、
現在は細田博之氏です。

このように、
いまなお影響を与え続ける尾崎氏ゆかりの
賞をいただき、大変光栄です。

受賞にあたって、
以下のような選評をいただきました。

「書名こそリーダー向けと思いきや、
読み進めると誰もが『もう一人の自分』の
リーダーであると気づかされます。

咢堂ブックオブザイヤーは
様々な分野の良書が並びますが、
同書は最も実践的な作品のひとつであり、
また一般教養のテキストとしても
古今東西の豊富な名スピーチの数々に
ニヤリとさせられます」

(「尾崎行雄記念財団
咢堂ブックオブザイヤー2022」
https://bit.ly/3Wz3730
より引用)

ありがとうございます。

「誰もが『もう一人の自分』のリーダー」。

本書で紹介しているスキル
「セルフ・パペット」を実践すれば、
まさに
「誰もが『もう一人の自分』のリーダー」
になることができます。

2023年、
本書で紹介しているスキルを実践して
「最強リーダー」として
飛躍していきましょう。

私も今年も研究に励み、
お役に立てる情報を
お届けすることをお約束いたします!


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あとがき
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去年12月末、
作家の本田健さんと対談させていただいた
動画を公開いたしました。


https://bit.ly/3vw1c3o

本田さんは、
代表作『ユダヤ人大富豪の教え』シリーズを
はじめ、著書が累計800万部を超え、
講演や執筆で世界的にも活躍されています。


出典:https://www.aiueoffice.com/first_prof.cfm

本田健さん公式サイトはこちら↓
https://www.aiueoffice.com/

なんと、本田さんがご自身の公式YouTube
https://bit.ly/3vIzl03
「本田健の人生相談~Dear Ken~」で、
拙著『最強リーダーの「話す力」』を
推薦してくださり、

「線を引きまくり」
「2022年のベスト5に入る本」
「僕にとっては大ヒットした本」

といった、嬉しいお言葉をいただきました。

そんなことから実現した今回の対談。
「一流の人から学ぶ、リーダーの話し方」
というテーマで60分間お話しました。

本田さんが世界各国で講演なさるときに
心がけていることについての話は必聴です!

ぜひご覧ください。

 

★世界のトップリーダーのスピーチから、
リーダーとしての伝え方を
動画で学びましょう。

『有事をチャンスに変える
 リーダーズスピーチ』
https://bit.ly/3GUeehI


2023年1月11日


読者が見つけた「最強リーダーの話し方」好事例紹介

先月23日に上梓した新刊
『『最強リーダーの「話す力」
誰から見てもリーダーらしく見える
「話し方」の秘密』

Amazonはこちら↓
https://amzn.to/3B1CTwJ

続々と読者の方から
ご感想をいただいております。

「話し方の本でありながら、
リーダーの在り方、
人としての生き方について
改めて考えさせられ、
ゆるぎないアドバイスを
与えてくれる本ですね」

「さすがの切れ味の文章と事例に
『わたしもこうありたい!』と上昇意欲を
掻き立てられております」

「ご著書でご紹介されている
『セルフ・パペット』という概念、
これからの人生をうまく生き抜くための
キーワードとして、
大切に心にとどめてまいります」

などなど…ありがとうございます!

またある方からは、質問もいただきました。

「新刊では、
レトリカル・クエスチョンの好例として、
ビッグボスの監督就任時の
スピーチが紹介されていましたが、
こちらも該当しますか?」

結論から申し上げると、
この質問に対する回答は「該当します」。

それどころか、
この読者の方が教えてくださった事例は
レトリカル・クエスチョンだけでなく
本書で紹介した技を組み合わせた
素晴らしい事例でした。

そこで今回は、
この方が教えてくださった
ビッグボスのスピーチと
そこで使われているスキルについて
共有します。

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「レトリカルクエスチョン」と「まさか」
で「こわあたたかい」リーダーに
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本書でご紹介した
レトリカル・クエスチョンとは、
疑問形を使って、
聴き手の関心をひく手法です。

そして、読者の方がおっしゃった事例は、
先月28日に行われた
プロ野球日本ハムファイターズの本拠地
札幌ドーム最終戦セレモニーでの
ビッグボスこと、
新庄剛志監督のスピーチのことです。

私は当日見ていなかったのですが、
ご質問を受けて早速確認し、分析しました。

各種報道で
日ハム球団が来季もビッグボスに
続投を要請する見込みという
ニュースが伝えられたのは9月初旬のこと。

「ビッグボスも前向き」と報じられたものの
回答は明らかになっていませんでした。

その一方で、
新庄監督は自らのインスタグラムで、
「最終戦の日に皆様にご報告があります」
と、予告していました。

「報告」がどのような内容なのか、
メディアやプロ野球ファンの
注目を集める中でのセレモニー。

当日の動画はこちら。
日本ハムファイターズ公式YouTube

https://bit.ly/3C2mybD

※23分05秒あたりから
ビッグボスが登場します。

セレモニーで新庄監督は、
2022年の結果は
ファンを悲しませた最下位。
その責任は自分が負うと述べ、
「今シーズンをもって、
ビッグボスのユニホームを脱ぎます」
と宣言(26分05秒ごろ)。

背中にBIGBOSSと書かれた
ユニホームを脱いでマウンドに置いて、
そのままグラウンドを去るのです。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=nAhDl0plR1g(日本ハム公式YouTube)

しかし、
2分半ほどたって再びユニホーム姿で登場!
その背中には「SHINJO」の文字。
そして、観客に向かって問いかけます。

「来年、新庄剛志で、
指揮をとってもいいですか?」

観客からは拍手が沸き起こりました。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=nAhDl0plR1g(日本ハム公式YouTube)

これが、
まさにレトリカル・クエスチョンです。

さらに、
本書の6章で述べている
「予想外のまさかをつくる」という
スキルでもあります。

まず「報告」があることを予告して
「まさか退任?」とドキッとさせる。

つぎに、
「ビッグボス」のユニホームを脱ぐことで
「やはり退任か」と思わせておいて、
「SHINJO」のユニホームで現れる。
「まさか続投?」と再度ドキッとさせて
レトリカル・クエスチョンで聴衆に問いかける。

誰も想像していなかった「まさか」を
2連発する達人技ですね。

これにより
本書で理想のリーダー像としておススメした
「こわあたたかい」印象を
伝えることができます。

ご質問のあった
新庄監督の本拠地最終戦でのスピーチは、
「最強リーダー」としての話し方の
お手本です。

教えていただき、ありがとうございました。

ぜひあなたも身のまわりの上手い人を見て、
本書のスキルのどこを使っているか
探してみてくださいね。

本書でも述べたように、
それがスピーチ上達のための
トレーニングになります。

そして、質問や気づいたことがありましたら
私にも教えてくださいね。

 

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動画で人を動かすスピーチを学びましょう。

『有事をチャンスに変える
 リーダーズスピーチ』
https://bit.ly/3SQRour


2022年10月4日