スピーチは言葉のプレゼント

9月も下旬となりました。
朝晩はすっかり涼しくなり、
季節が夏から秋へと移っていくのを感じます。

10月は人事異動の時期にあたる企業も多く、
新たな門出を迎える人もいるでしょう。
こうした区切りの場面に
花を添える要素のひとつがスピーチです。

言葉ひとつで台無しになることもあれば、
一生の思い出となることもあります。

今回は
二人のクライアントの例をご紹介しながら、
新たなスタートを切る人への
スピーチについて考えてみましょう。

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贈り物を選ぶようにスピーチに臨む
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ある方の送別会で
スピーチをすることになったAさん。
スピーチが終わった後に、
主役の方にこう言われたそうです。

「いつも、いろいろ工夫されて、
 明るくハキハキした声で
 お話しくださるAさんが、
 とっても羨ましく素敵だなと思っています。

 ですので、本日はそのメッセージを
 私に向けていただけて、
 とっても嬉しかったです」

このようにおっしゃる主役の方も素敵ですね。
とてもいい送別会だったことが伺えます。

また、経営者のBさんは
社員の結婚式スピーチを
いつもコンサルで丁寧に作りこまれます。

これまでは同僚の結婚式に招待客として
参列していたある社員が、
いよいよ結婚することになりました。
その社員がBさんに来賓スピーチを
依頼しに来たときにこう言ったそうです。

「今度は私の番だと、
 スピーチを聞くのがドキドキです」

多忙な経営者であるにも関わらず、
時間をかけて準備をしているBさん。
一人ひとりの社員を大切にする姿勢が
伝わっているのでしょう。

Aさん、Bさん、
ご報告ありがとうございました。

お二人のケースのように、
スピーチが相手へのプレゼントになる
というのは素敵ですね。

「プレゼンテーション(プレゼン)」の語源は
「プレゼント」だという説もあります。

異動や結婚式など
節目となる場面でスピーチを頼まれたら、
ぜひプレゼント・贈り物を選ぶような気持ちで
取り組んでみましょう。
相手の心に残るスピーチとなりますよ。


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2019年9月23日