メディア トレーニング

スピーチのプロがしている風邪対策

大寒の日を過ぎ、
寒さが一年で一番厳しい季節となりました。
風邪など召されないようご自愛ください。

と言いつつ、私自身が今週は風邪気味。
喉が痛くて声が出づらいのです。

講演があるのにピンチ!
こんな困った状態を切り抜ける
プロとしての技がいろいろあります。

今回は
この時期特に質問の多い
風邪対策についてお伝えします。

予定していたグループコンサルの続きは、
次回にいたしますね。

************************************
風邪で声が出ないときの対策3つ
************************************

風邪で声が出にくいなと思ったとき、
私が行っているのは以下の3つの対策です。

NHKに在籍していたときに
先輩アナウンサーから教えてもらったことや、
自分のボイストレーニングの先生に
習ったことなどから、
とくに効果が高いと感じた対策です。

◆ネックウォーマーなどで喉を温める。
寝る時もつけたまま眠ります。

◆風邪の中でも喉専用の漢方薬を飲む。
私のお勧めは、
銀翹散 (ギンギョウサン)という漢方薬です。
薬局で販売されています。

◆マヌカハニーを塗る。
マヌカハニーとは、
ニュージーランドに自生する
マヌカという植物からとれた蜂蜜で、
その殺菌力の高さから最近注目されています。

様々なメーカーから発売されていますが、
選ぶ基準はラベルに表記されている
MGOの数値。
この数字が高いほど殺菌力あります。

このマヌカハニーをなめるというより、
口を大きくあけて喉に塗ります。
びりびりしびれる感じがしますが、
水分をとらずに我慢します。

ちなみに
私はMGO550のものを使っています。

この3つの対策をしたうえで、
講演のときは腹式で話せば
なんとかしのげますよ。

あれ?と喉に違和感があったときに
早めに対策をとるのもコツです。
ピンチのときはお試しくださいね。

★セミナー講師や講演家も必須の
話し方の理論とやるべきステップを
学べます。
https://bit.ly/2RIUhCq

************************************
あとがき
************************************

風邪気味の状態で飛行機に乗り、
客室乗務員と少し会話。

そのあとすぐ、頼んでいないのに
マスクとのど飴のセットを
持ってきてくださいました。
「機内の乾燥は良くないですから」
という言葉とともに。

マスクとのど飴

咳き込んでいたとか、声がかすれていたとか、
明らかな風邪というほどの
不調ではなかったのですが、
少しの不調も見逃さない
客室乗務員の方の観察力と気遣いに感激。

乗務員さんがいつも以上に女神に見えました。
皆さまも風邪にはお気をつけください。

★あなたの話し方を
ビジネスの武器に変えましょう。
『「人を動かす話し方」を身につけるための
教材専門オンラインSHOP』
https://bit.ly/2RMJcjE

2019年1月24日


コンサルタントをうまく使っている人、いない人

私はスピーチコンサルタントとして
日々いろんな相談を受けています。

先月のことですが、
「テレビ出演の依頼があったので…」
というクライアントからコンサルの相談が
同じ日に3件同時に入ったことがありました。

そして、
たまたまではありますが、その全てが
私にとって古巣の放送局NHKの番組でした。

なぜコンサルタントに相談するのかというと
望む結果を得たいから、
という方が多いことでしょう。

では、どのようにすれば
コンサルティングをより効果的に
受けることができるのか。

今回は
コンサルタントの上手な活用の仕方について
お伝えします。

****************************************
結果を出すためのコンサルタントの使い方
****************************************

クライアントAさんは
「民放には20回以上出演したことがあるが、
 NHK出演にあたり基礎からやり直し、
 NHKに対応したスピーチ力を身に着けたい」
と、トレーニングを希望なさいました。

そこで、収録までの限られた時間の中で
確実に結果を出せるメニューを
提案させていただきました。

クライアントBさんは
「スタジオゲストではなく、
 こちらにインタビューを取りに来る
 簡単なロケだったので引き受けた」
と、ロケが終わったあとに
事後報告をくださいました。

実際に放送された録画を拝見すると、
その方でなくても同業者なら
誰でも言えそうなコメントを
緊張した口調で語っておられました。

スタジオゲストとしては
いつも堂々と出演なさっている方だけに
頼りなさが目立ちました。
(スタジオ出演時はトレーニングしてから
送り出しています)

そして、クライアントCさんは
「ほんの数分の収録と言われており、
 台本も何ももらっていないから
 相談していいかどうか迷ったのだけど…」
と言いながらも、
コンサルを受けてくださいました。

事前情報が少ない中ではありましたが、
コンサルを行ったことで
メディアを通して伝えるべきメッセージと
その伝え方の方向性が明確になりました。

Cさんは「やっぱり相談すると違う!」
と、何かを掴んだようで、
納得した顔で帰っていかれました。

Aさん、Bさん、Cさん、三者三様です。

ご自身がどんな力をつけたいかを
明確にした上でトレーニングをする
Aさんタイプ。

持っている知識で自力でやってみて、
その結果の改善のために
トレーニングをするBさんタイプ。

何を相談していいかはわからなくても、
まずはご連絡をくださって
一緒に解決策を探していくCさんタイプ。

それぞれご自分に合った方法で
コンサルタントを活用してくださっています。

しかし、
コンサルタント側としては、
クライアントの皆さんに
私たちコンサルタントを
もっとうまく使っていただくための
ご提案をする義務があるのかもしれません。

私のお勧めはCさんタイプです。
なぜならば、
答えを一緒に導き出すことができるからです。

A、Bさんのようなタイプの場合、
トレーニング内容は
予想されたものとなります。
効率的ではありますが、
予想以上のものは生まれにくい
というのも否めません。

しかし
Cさんタイプの場合は、
コンサルタントも一緒にトレーニング内容を
模索することになります。

その場で話をうかがいながら
どんどん質問していくことで、
お互い思いもしないものを
発見することがあります。
予想以上の結果を生むことがあるのです。

スピーチだけでなく
経営や人事、イメージなど
いろいろな分野でコンサルを
受けていらっしゃる方も多いことでしょう。

ぜひご自身のタイプを振り返り、
うまく使って
予想以上の結果を手に入れてくださいね。

★信頼を勝ち取り
ビジネスに活かすのであれば、
「NHK式」の話し方が効果的です。
『「人を動かす話し方」を身につけるための
教材専門オンラインSHOP』
https://bit.ly/2wEMokU

2018年9月5日